海外への進出/悩ましい海外子会社の経理
海外への進出/悩ましい海外子会社の経理
名古屋の公認会計士・税理士の児島泰洋です。
日本国内の需要は細る一方で、アジアやアフリカなどの海外では人口増加と経済成長を背景に旺盛な需要があります。国内企業の海外への進出はさらなる成長というよりも、これ以上の売上減少に歯止めをかけるためという側面が強くなってくると思います。
日本企業の海外進出は営業部門(または製造部門)が中心となって行われることが多く、海外に設立した子会社の責任者・管理者(社長や部長などマネジメントクラス)も通常はそれらの部門の出身者から選ばれます。
ところが、販売出身者は販売に関する知識はあっても、会社を管理するために必要となる知識、特に経理に関する知識は必ずしも十分ではありません。そのため、正しい決算書の作り方やチェックの仕方がわからず、またたいへんな時間がかかってしまいます。現地の会計事務所に作ってもらったとしても見方がわからず、経営の道具として活用できていないのが実情でしょう。
日本の親会社も海外子会社の経営実態の把握はなかなか難しく、問題があったとしても何年も経過してかなり大きくなってから気がついて、あわてて対応するといった事態になりがちです。
中小企業であっても、また中小企業であるからこそ(子会社の経営問題は親会社の経営に直結するので)、海外子会社でも正しい決算書をつくり、なるべく早いタイミングで、親会社に報告できる経理の仕組みが求められます。しかも、海外子会社の責任者・管理者はひとりで多くの業務をこなさなければならないため、簡単かつ楽に決算できるようにしてあげなければなりません。
なお、海外子会社の管理は経理以外もおざなりになりやすく、営業部門や購買部門でも不正がたびたび起きるため、親会社が定期的に現地を訪問して、経営だけではなく個々の業務にも立ち入ってチェックするとよいでしょう。
JIM ACCOUNTINGは海外での経理をはじめとする業務のチェックと改善にも実績がございますので、親会社の海外担当部門の方などお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
【連絡先】
JIM ACCOUNTING 児島泰洋公認会計士・税理士事務所
代表 児島泰洋
メール: yasuhiro.kojima@jimaccounting.com
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