当事務所の経営指針をアップしました
ホーム画面に当事務所の経営指針をアップさせていただきました。ここではそこに込めた思いをつづらせていただきます。
【ミッション】
当事務所のミッションは中小企業を元気づけることです。
私は公認会計士として会計監査に携わっているうちに、監査で得たスキルを監査以外で広く活かせないものかと考えるようになりました。
監査は自ら集めた確かな証拠から合理的に結論を導くプロセスを何度も繰り返しながら、最終的に財務諸表が適正であることを証明します。監査の過程で会社の業務プロセスの課題や財務諸表の誤りが見つかれば、どのように是正すべきか検討し指導するといったコンサルティングのようなこともさせていただきます。
ところが、監査は基本的に上場企業グループだけに対して行われるものであり、公認会計士は監査だけをしている限り、99%を占める中小企業に対してはサービスを提供する機会がほとんどありません。これはとても残念でありもったいないことだと思っていましたので、自分は早くから監査以外の領域で、中小企業経営者のためにスキルを発揮したいと考えていました。その思いが今のミッションにつながっています。
【ビジョン】
当事務所のビジョンは経営改善および業務改善の指導をメインとした会計事務所になることです。
特定の分野に絞るのは当事務所の強み、すなわち内部統制評価のアドバイザリーによって得た「業務の見える化」と「課題の発見・解決」のスキルを最大限に発揮するためです。
当事務所は経理部門のアウトソース先としての会計事務所とは一線を画し、経営者の参謀的な役割を果たすことを目指していきます。
【バリュー】
当事務所のバリュー(行動基準)は以下の3つです。
①経営者とともに未来に向かって走る
②クライアントの理解を前提として提案する
③その場限りの改善ではなく仕組み自体の改善を提案する
①について。経営者は過去がどうだったかよりも将来に向かって今どうするべきかに関心があります。とはいえ、当事務所も将来を完全に見渡せるわけではありませんので、経営者といっしょに走り(考え)、未来のありたい姿にたどり着くためのサポートをしたいと考えています。
②について。当事務所はどこからか拾ってきた事例を単にお客様にあてはめたり、その場での短時間の思考で反射的に提案することはしません。それではお客様がどんな会社であってもおかまいなしになってしまいます。そうではなく、まずお客様の状況を正しく理解した上で、お客様にあった対応策を提案させていただきます。
③について。経営や業務におけるさまざまな課題は人の問題として捉えるのではなく、仕組みの問題としてとらえなければなりません。特定の人の性格やスキルなどにたよった経営や業務の遂行は人の異動や退職などによって失われる可能性があり、また品質や方法が安定しないという問題があります。つねに仕組みの問題として捉え、仕組み自体を改善していくことによって特定の人に依存せず、組織またはチームとして経営や業務を安定的に行うことができます。